今日の昼はラーメンにしようか、それともハンバーグにしようか迷ってしまう。そんな簡単な決断もぎりぎりまで躊躇してしまう。
「決断」という言葉の語源を本で知った。
「決断」という言葉の語源は、治水のために壕を切って大量の水を放流することらしい。放流すると、必ずいくつかの村々が水に呑まれてしまう。だから為政者は、一帯の治水の為に何を選びとるかという問いは、何処を犠牲にするかという問いであるらしい。(だから堤防が決壊するという言葉も、決の字が入っているのですね)
よって「決断」するとき「何を犠牲にするか」「何を捨てるか」を問われている。
今回、募集をかけました。
毎回だが、残念なことに、営業にしても各部署にしても本格的正社員募集での決まる率はまれである。これは良いと思っても、殆んどが1ヶ月も経たないでリタイヤとなってしまう。
今、居る40人近くの者達は、たまたまのアルバイトであったり、短期アルバイトの者たちが、最終的に馴染み正社員であったり数年のベテラン選手に育ってくれている。
過去を振り返ると、仕事を目的にする者と、正社員になることだけが目的の者とでは、結果的に必ず異なっている。扶養家族がいるからとか奥さんが身ごもっているからという、切羽詰まった状態で入社しても必ず壁にぶつかるはずだ。
当社の商品は木製品で簡単そうに見えるが、商品数の多さと出し入れの対応等は相当の体力と能力を必要とする。
今回の数枚の履歴書を見て「決断」を強いられるなら、申し訳ないが、期待はしない。
次に「何を犠牲にするか」だ。経営者はいつも最悪の状態もシュミレーションして、早めに対応していかなければならない。正に「決断」の字ごとく。
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