3日ほど前に関東で面接をしました。
現地採用を試みるのは初めてで、ローカル求人誌に募集広告を出して、けして自慢出来る待遇等では無かったのですが、28才なる青年が来た。
この青年が仕事が出来る出来ないは、分からないが、面接での対面は悪くなく、一般的な社会人としての心得は獲て「良」に相応しい印象である。
この青年は、「学歴が無いので大丈夫でしょうか」とやたらと気にしている。履歴書は確かに高校中退と書いてある。
…「当社は学歴は関係ない、やる気さえあれば大丈夫です」と話したが、この者の現在の状況や前歴での詳細を聞くに於いて、「学歴」に固執する気持ちが判った気がする。
それなりの企業は全て大卒や大学院卒を入れるらしい。その中で、学歴の無い者が仕事を探すのは大変らく、有ったとしても社員雇用でなく、明日にも潰れそうな企業ばかりのようだ。
特に関東は日本の中心地、その中で仕事に有り付く競争力は半端でない事をまじまじと知らされる。なんぼ真面目でやる気が有っても面接の段階で弾かれる現状を聞くと、偏った社会の偏見と、もし自分達もと考えさせられる。
昔、雇用した者が、履歴書に嘘ばっかり書いていた者がいた。
○○高校卒業、○○専門学校卒業などと全て嘘で履歴詐称、最終的に2ヶ月と持たなかった。それから比べると、厳しい就職状況の中この者の正直さが伝わる。
ここでは既に学歴の無いものが篩に掛けられているのが現状のようだが、やはり私としては、変に頭でっかちはいらない。大学院を出たからと言って知識はあるが仕事が出来るとは限らない。代はその者の「素質」である。素直で有る、真面目である。が一番で精一杯努力してくれることが大事です。
コメント