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当たり前の幸せ

この度、北海道東部地震にて被災された皆様
また、不幸にも亡くなられた方々、心よりご冥福をお祈りいたします。
同じ道民にて 心より お見舞い申し上げます。
 今まで、本州であった被災がTVの中の他人事のように思っていた
自分が恥ずかしく、いざわが身に降りかかり改めて色々と経験させられた。
お蔭様で、旭川近辺や東神楽は殆ど震災の影響はありませんでしたが、
 「停電」だけは参ってしまった。
停電になっても、どうせすぐ付くだろうと高を括っていた。
 電話 パソコンが使えない営業や企画は勿論 製作工場 溶接工場と全てがストップ
 6日初日、簡単な仕事をさせてこのままいてもしょうがないという事で午前中で帰すことにしまし、
現場部隊もほぼ全員が昼食はコンビニなので、昼飯の確保ができず、こちらも全員 昼で上がらすことにしました。
 そして2日目も停電、ニュースでは復旧まで一週間かかると言われており
「しょうがない…」の諦めであったが、、、、
まてよ…
「社員にしたら出社しても仕事にならないからしょうがない」かもしれないが
社長にしたら「仕事にならないから給料払えないのはしょうがない」とは言えない…
  曲がりなりにも、一応全国を相手にしているのに!
施工部隊には朝6時にラインで昼飯を確保するよう指示
そして、専務に電話を入れて「ウエルダー(発電機)を借りるように」と指示をして、なんとか10時半ぐらいには、やっと 電話機FAXと最低台数のパソコンを起動することが出来た。
 工場内でも、自分のポジション以外の仕事をするのは嫌だと 言い出す者もあらわれ、みんな困惑したが、そこは「緊急」と言うことで納得をさせた。
更に
 専務に工場を動かすために、もう2台ウエルダーを借りるように指示をし
「出来る最大限の努力」をしていこうと!
専務が2台目ウエルダーを借りに走っている最中に…「パー」と電気が復旧!!
 やっと一安心!!安堵感!!

    ★
 今回の経験で学んだことは…
被災はいつなんどき起きるか分からない、日々万全の体制をとっていなければいけない!
自分が会社の責任者である以上 社員達を守る事は当たり前であるにも拘らず
 判断が遅れてしまったこと。
 顔は楽観的に構えて、頭では最悪の状態を想定していかなければならない。
 昼の飯ぐらいは会社で炊き出しをしても良かったかもしれない!
(会社に緊急用の非常食や飲料水は備蓄するべきだかも)
そして、日ごろからの社員同士の 心がけも必要です。
夜は電気がついて 蛇口をひねって当たり前に水が出る事に感謝だ!

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