不況に強い銀玉

私の母は８０才を過ぎても大変元気だ。
手作りの豆腐を創ったといえば、半端な量でなく、親戚縁者から、隣近所と配ってあるくその姿は、この年にしてこのフットワークの良さは感心してしまう。
お年寄りが自力で生活していてくれるのは実に感謝しなければならない。
　感心と言えば、時たまパチンコ屋に出向くのも凄い…！
　気晴らしと称してやるのは良いのだが、時たま数万円負けた！と耳にする。
　私も好きではないがパチンコ屋に何度か入る時があるが、実にお年寄りの多さにびっくりする。
　皆さん負けた金額は忘れて、勝った興奮だけが忘れられない「あの思いをもう一度！」と人間誰しも陥る快楽的麻薬となる。
　先日、経済誌で見たのだが、「マルハン」の店舗数が２３８店舗　売上が２兆円で経常利益３８０憶円、自己資本率３２％と企業評価で言うと実に超優良企業である。うらやましい限りだが、この数字を見ると、かならずパチンコ屋本体が絶対儲かる仕組みである事は紛れもない事実です。
　世間では、お年寄りを騙して、振込詐欺の被害額は３億円と言われているが、私の母も含めた、お年寄り達が、この業界にどれだけ注ぎ込んでいるか分からない。もしその数字が出るならば、詐欺の被害額はかわいいものかもしれない。
　ＡＴＭがパチンコ台に変わっただけである。

　昔から、不景気になるとパチンコやさんが繁盛すると言われるが、昨今の経済状況を思うと益々、パチンコやが混み合うかもしれない。