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希望を配る人

チリの鉱山落盤事故の救出劇は奇跡であり感動的だ。
8月5日の事故発生から17日後に、全員が生存しているとニュースを聞いてから、いつも「自分がもし 生き埋めになっている立場なら…」と考えさせられていた。
救出がクリスマスごろと、聞いた時は、自分なら正常なる精神でそんなに耐えられない…と思ったほどだ。生死紙一重の状況で人間は何処まで耐えれるのか。

 今回の奇跡の全員生還へ導いた立役者が54歳の現場監督、ルイス・ウルスアさんだ。
 8月5日の事故発生のその日から、20日以内に助けが来ると仲間に言い続け、生命線ともなる食料配給を1回スプーン1、2杯程の食料を徹底、前例のない過酷な地底生活を続けた。
 そして作業員と手分けして周囲のトンネルを調査し、自分たちが閉じ込められた事実を冷静に認識。新たな落盤に備えて交代で見張りをするなど役割分担を与えた。更に精神的な励ましとして、泣き出しそうになる仲間に言い続けた。「助けが必ず来る。絶対に希望を失うな」。
 昼夜の分からない地底で17日間、パニックも無く、全員で団結できたのは、このウルスアさんのすばらしいリーダーシップに「奇跡」は起きた。部下の命を守る前に、部下の精神を守ってやる気使いは想像を絶するものと思われる。極地に置かれれば役職のみの偽りのリーダーは、真っ先に叩き潰されるはずだ。
「リーダーとは『希望を配る人』のことだ」
今回の引越しで、机の中から私が独立する時に部下から貰った手書きが出てきた。その中の一節に…
「仕事はどんなに辛くても、頼れる上司がいれば、仕事は続けられる」とありました。
かなり前にも、書いた事がありましたが、東京で元サラリーマンのタクシードライバーが言っていました「サラリーマン人生は上司で決まる」…と、
それほど部下は迷える子羊達でリーダーに命を預けているものなのです。
リーダーとして、トップとして、どれだけ部下に希望が大事だか、また希望をしぼませることなく、引っ張っていけるだろうか、ウルスアさんを見て考えさせられる。
「希望よ! お前は心を鉄に鍛える」…

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